エンプラの基礎知識(2)

2017年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略の詳細を見る


■4.各樹脂の耐熱性の比較
[Tainetsu Fig]
■5.各種エンジニアリング・プラスチックの物性比較(GF添加)
項目 単位 試験法 SPS
GF30
PPS
GF30
LCP
GF30
PBT
GF30
PET
GF30
PA66
GF30
PC
GF30
PES
GF30
S131 S931
比重 ASTM-D792 1.25 1.45 1.56 1.63 1.53 1.60 1.37 1.40 1.60
成形収縮率
流れ方向
出光法(※1) 0.35 0.30 0.3 0.1 0.3 0.2〜
1.6
0.2 0.1〜
0.5
0.3
流動長
(1mmt
mm 標準成形温度
1000kg/cm2
200 250 172 300 120 180 160 100 80
引張強度 MPa ASTM-D638 115 108 151 157 128 118 177 128 137
破断伸び ASTM-D638 2.5 1.9 2.2 2.0 2.0 1.5 4.0 4.8 3.0
曲げ強度 MPa ASTM-D790 185 162 215 177 186 181 255 167 196
曲げ弾性率 GPa ASTM-D790 8 10 10 12 10 10 8 7 9
アイゾット衝撃値 ノッチ付 kJ/m2 ASTM-D256 11 7 6 12 8 8 9 18 8
ノッチ無 kJ/m2 45 25 38 50 40 20 50
ロックウェル硬度 - ASTM-D785 M70 M75 R121 M68 R116 M95 R121 M95 R120
荷重タワミ温度
18.5kgf/cm2
ASTM-D648 250 237 >260 200 212 238 255 147 215
線膨張係数
流れ方向
×10-5/K ASTM-D696 2.5 2.5 2.5 0.9 2.0 2.5 2.5 2.7 2.5
UL燃焼性 - UL-94 HB V-0 V-0 V-0 HB HB V-2 V-2 V-0
体積固有抵抗 Ω・cm ASTM-D257 1016 1016 1016 1016 1016 1015 1015 1016 1016
比誘電率(1MHz) - ASTM-D150 2.9 2.8 3.9 3.8 4.2 3.5 3.8 3.5 4.0
誘電正接 - ASTM-D150 <0.001 <0.001 0.001 0.01 0.003 0.007 0.019 0.008 0.001
絶縁破壊電圧 MV/m ASTM-D149 48 36 15 25 30 30 20 60 16
耐アーク性 sec ASTM-D495 122 90 115 103 120 117 128 120 100
耐トラッキング性 sec ASTM-D495 580 570 125 160 200 150 250 150 150
耐薬品性 - - ×
耐加水分解性 - - × × × ×
(※1)80×80×3.2mm平板
項目 単位 試験法 PEN®
GF30
PEEK
GF30
比重 ASTM-D792 1.53 1.52
成形収縮率
流れ方向
出光法(※1) 0.4 0.3
流動長
(1mmt
mm 標準成形温度
1000kg/cm2
引張強度 MPa ASTM-D638 193 173
破断伸び ASTM-D638 3.2 4.0
曲げ強度 MPa ASTM-D790 260 230
曲げ弾性率 GPa ASTM-D790 11 10
アイゾット衝撃値 ノッチ付 kJ/m2 ASTM-D256 9 10
ノッチ無 kJ/m2 66
ロックウェル硬度 - ASTM-D785 M116 M104
荷重タワミ温度
18.5kgf/cm2
ASTM-D648 330 300
線膨張係数
流れ方向
×10-5/K ASTM-D696 2.1 2.3
UL燃焼性 - UL-94 V-0 V-0
体積固有抵抗 Ω・cm ASTM-D257 1016 1016
比誘電率(1MHz) - ASTM-D150 4.1
誘電正接 - ASTM-D150 0.006
絶縁破壊電圧 MV/m ASTM-D149 20
耐アーク性 sec ASTM-D495 34
耐トラッキング性 sec ASTM-D495
耐薬品性 - -
耐加水分解性 - -
■換算表
項目 現在の単位 換算係数 使用するSI単位
荷重 kgf 9.81 N
応力 kgf/cm2 0.0981 MPa、(N/mm2
弾性率 kgf/cm2 0.0981 MPa
衝撃強度 kgf・cm/cm 9.81 J/m
トルク kgf・cm 0.098 N・m
粘度 poise 0.1 Pa・s
圧力 atm 101 kPa
熱量 kcal 4.186 kJ
熱伝導率 kcal/m/h/ 1.163 W/m/
線膨張率 cm/cm/ 1/
絶縁破壊強さ kV/mm MV/m
■金属の物性
アルミダイカスト  ADC1(非熱処理型Al-Si系合金)は、あまり強度を要しない比較的薄肉・大型・複雑形状の鋳物に使用される。 ADC10, ADC12(熱処理型Al-Si-Cu系合金)はダイカスト製品の生産量の95%を占めている。これらは、機械的性質が改善されており、鋳造性に優れている。一般にアルミダイカストの実体強度は下記参考値より低く、また製品の肉厚、鋳造条件などにより異なる。
JIS記号 ADC1 ADC10 ADC12
機械的性質
(参考値)
引張強さ MPa 290 320 310
耐力(0.2%変形) MPa 130 160 150
伸び
(5cmにおける)
3.5 3.5 3.5
せん断強さ MPa 170 190 -
疲労強度 MPa 130 140 -
物理的性質 比重 - 2.65 2.71 2.68
融点 K 853 863 853
熱伝導率 (W*m-1*K-1) 121 96 96
熱膨張係数(293~473K) ×10-5K-1 2.1 2.2 2.1
電気伝導率 (Cuを100) 31 23 23

亜鉛ダイカスト  日本で用いられる亜鉛ダイカストの90%はZDC2であり、摺動部品や歯車など耐摩耗性を要する小物部品にはベリックがかなり使用されている。残余はほとんどZDC1。亜鉛合金は鋳造後収縮するので安定化処理を施すことがある。特長は、鋳造性の良さであり、鋳肌が良好でたやすく電気めっきを施すことができる。なお、クリープ性があるため、373K(約100)以上の温度のかかる機械部品などに使用することは好ましくない。
JIS記号 ZDC1 ZDC2
機械的性質
(参考値)
引張強さ MPa 324 284
衝撃値 104 J/m2 157 137
伸び
(5cmにおける)
3.5 3.5
せん断強さ MPa 265 216
疲労強度 MPa - -
物理的性質 比重 - 6.7 6.6
融点 K 661 660
熱伝導率 (W*m-1*K-1) 109 113
熱膨張係数 ×10-5K-1 2.7 2.7
電気伝導率 (Cuを100) 26 26

マグネシウムダイカスト  マグネシウム合金のほとんどは鋳造材として使用されている。MDC1A,MDC1Bはダイカスト用合金である。
JIS記号 MDC1A, MDC1B
機械的性質
(参考値)
引張強さ MPa 230
耐力(0.2%変形) MPa 160
伸び
(5cmにおける)
3
せん断強さ MPa 140
疲労強度 MPa 96
物理的性質 比重 - 1.8
融点 K 868
熱伝導率 (W*m-1*K-1) 71
熱膨張係数 ×10-5K-1 2.74
電気伝導率 (Cuを100) 10
◇本資料に掲載したデータ及び記述は、製品の設計の参考です。
◇本資料に記載の内容は信頼できるテストと情報に基づいていますが、データ及び記述を絶対的なものと見なさないでください。
◇本樹脂を製品に適用する場合は、その設計の妥当性を必ず別途確認してください。
◇本資料は記載内容の適用結果を保証するものではありません。
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