白物家電&小物家電市場 世界市場動向3

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白物/小物家電の世界市場、第三回目は注目される製品4品目を取り上げて、その市場動向を解説する。

■ロボット掃除機の世界市場規模推移
 
2014年13年比2019年予測14年比
671万台118.6%1,070万台159.5%
富士経済調べ

生産のおよそ9割が中国で行われている。主な需要国・地域は、中国、欧州、北米、日本であり、先発のiRobot以外の企業も各国・地域で実績を伸ばしている。

欧米や日本では、従来型のキャニスターなどの掃除機に追加する形でロボット掃除機が購入されるケースが多く、市場が拡大している。中国では、2012年頃から2014年にかけて、都市部を中心に急激に拡大している。

2015年は、Dysonから初のロボット掃除機が発売される予定があり、今後は市場がさらに活性化し、企業間の競争が激化すると予想される。

■洗濯機/洗濯乾燥機の世界市場規模推移
 
2014年13年比2019年予測14年比
1億888万台100.0%1億2,270万台112.7%
富士経済調べ

生産の半数以上が中国で行われており、今後もその傾向は続くとみられる。2014年の市場は、1億888万台となった。市場の3割以上を占める中国需要が、不動産市況低迷の影響を受け、横ばいとなった。また、欧州は経済の回復に遅れがみられ縮小が続き、東南アジアについても経済や政情の不安定要素により伸びはみられず、新興国では唯一インドが堅調だった。

2015年、インドネシアなどは需要が回復に向かい、インドはこのまま堅調に推移するとみられるが、ロシアの経済危機など、世界全体では懸念される要素もある。

■ルームエアコンの世界市場規模推移
 
2014年13年比2019年予測14年比
1億3,291万台105.6%1億5,152万台114.0%
富士経済調べ

生産のおよそ7割が中国で行われている。中国では過剰在庫の問題は解消したが、以前のような生産量の稼働レベルにはなく、今後は微増とみられる。一方、日系や韓国系企業を中心に、タイやベトナムなどで生産量が拡大していることから、東南アジアの生産量は今後拡大していくとみられる。東南アジアの生産が拡大するにつれて、徐々に中国の生産比率が縮小していくとみられる。その他、米国やインド、韓国、日本、トルコ、中東にもそれぞれ一定の現地向け生産があるが、今後もこれらは維持されるとみられる。

2014年は、政情不安や為替変動の影響による新興国の消費鈍化や、欧州経済の回復遅れといったマイナス要因に加えて、冷夏や多雨など外的環境の影響もあり、日本、東南アジア、欧州の需要が伸び悩んだが、インドは比較的好調であった。一方、中国需要は底から脱したが、今後も大きな伸びは期待できない。2015年も厳しい状況が続くが、インドやインドネシアの需要は拡大すると予想される。

■冷蔵庫の世界市場規模推移
 
2014年13年比2019年予測14年比
1億3,074万台98.8%1億4,643万台112.0%
富士経済調べ

生産のおよそ5割が中国で行われているものの、徐々に東南アジアの日系・韓国系企業の現地生産が増え、東南アジアの比率が拡大するとみられる。また、欧米系メーカーは、中南米や欧州に生産拠点を有しており、容積の大きな当該製品の物流コストを考え最寄化生産体制が維持されている。

2014年は、インド、中東、北アフリカの需要は比較的好調であったが、消費税増税の反動から日本の需要が縮小した。また、中国も不動産市況低迷の影響を受けて縮小し、東南アジアも経済や政情不安により伸び悩んだ。さらに、欧州経済の回復は遅れ、ロシアは金融危機に陥るなども影響し、市場は1億3,074万台と前年割れとなった。今後は、インド、中東、北アフリカの好調が2015年以降も続き、加えて東南アジアやブラジルも回復に向かうことから拡大が予測される。

参考文献:「グローバル家電市場総調査 2015」
(2015年01月26日:富士経済)

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