光学透明部品市場 市場動向2

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第2回目からは、対象として取り上げた4分野の具体的な部材別市場動向と樹脂化の傾向を解説する。

■(1)自動車分野
■部材別市場規模推移単位:百万円
品目名2014年2015年2019年19/’14年
伸び率
実績構成比見込構成比予測構成比
ガラス窓材3,517,00088.3%3,615,00088.1%4,036,00086.9%114.8
中間膜131,3003.3%138,3003.4%178,1003.8%135.6
グレージング材料52,3001.3%55,0001.3%87,2001.9%166.7
遮熱フィルム20,7000.5%21,3000.5%24,4000.5%117.9
車載HUD用ミラー(凹面鏡)1,2000.0%1,4000.0%1,8000.0%150.0
車載センサ用光学部品2,2000.1%2,9000.1%7,5000.2%340.9
カーナビ用カバー(前面板)4000.0%6900.0%2,5300.1%632.5
ヘッドランプ用レンズ181,5004.6%188,7004.6%217,7004.7%119.9
リアランプ用レンズ76,0001.9%78,9001.9%90,5001.9%119.1
合計3,982,600100.0%4,102,190100.0%4,645,730100.0%116.7
富士経済調べ

ガラス窓材は市場規模が大きく(ガラス窓材の加工費を含む)、自動車生産台数と保有台数の堅調な推移により需要は増加傾向にある。自動車用ガラス窓材は燃費向上、軽量化、車内の快適性等をキーワードに高機能化が進められている。

中間膜は数量ベースでは微増ながら、金額ベースでは遮音膜、HUD用膜などの高機能膜の需要の増加により高い伸びを見せている。

グレージング材料は採用される車種と部位が限定されているものの、軽量化促進のための強いニーズがあり、需要は着実に増加傾向にある。また、軽量化に加え形状加工の自由度の高さから曲面のデザインに対応可能な材料として伸びが継続する見通しである。

遮熱フィルムは新興国でのニーズと新車への採用拡大により需要が増え、透明タイプの投入により採用部位が拡大している。HUD用ミラー(凹面鏡)はHUD搭載車の拡大により欧州を中心として需要が急増している。

車載センサ用光学部品は、将来的に車載カメラやセンサの搭載率が急増すると予測されるため、市場の伸びも大きい。

カーナビゲーション用カバー(前面板)は抵抗膜式タッチパネルから静電容量式タッチパネルへの代替とディスプレイサイズの大型化により市場の伸びも大きい。

ヘッドランプ用レンズ(アウター/インナー)とリアランプ用レンズはデザインとの関連で大型レンズが増えている一方で、軽量化のため薄肉化も進んでいる。

■樹脂化動向
自動車用窓材における樹脂化はリアガラスやクオーターガラス、サンルーフで採用が始まっているものの、採用車種と部位が限定されていることから割合は僅少である。2017年頃より樹脂化が進んでいく見通しである。

HUD用ミラー(凹面鏡)はコストの安い樹脂製が有利であり、樹脂化が進行していくものと見られる。

車載センサ用光学部品は耐久性でガラス優位であり、性能が重視されることから樹脂化の進展は緩やかである。

カーナビゲーション用カバーは触感、質感(高級感)等のニーズからガラス製の方が樹脂製より需要が多いが、今後、安全性や3D形状への対応に優れる樹脂製の需要が高まる見通しである。

ヘッドランプ用レンズのアウターレンズはほぼ樹脂化が完了しているが、インナーレンズは光源に近いために耐熱性が必要であり、ガラス製が維持される見通しである。

参考文献:「2015年 光学/透明部品・材料市場の現状と将来展望」
(2015年05月19日:富士経済)

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