家電(白物、小物)の世界市場 市場動向1

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2015年の世界経済は、中国経済をはじめとする低迷や米国の利上げ発表(12月に実施)などの不安要素を抱えており、家電市場にもその影響が広がった。また、2015年から2016年の年明けにかけて、世界的に家電業界の再編が劇的に進んだが、日本でも一部家電メーカーが今後の事業の在り方を模索しており、業界再編の波が押し寄せている。このような状況下、主要な白物・小物家電市場は微減または横ばいが予想される一方で、浄水器、温水洗浄便座、ロボット掃除機などの注目家電は、新興国を中心とした市場拡大が期待される。2015年の家電34品目を「衣住関連」「調理関連」「空調・給湯関連」「パーソナルケア関連」の4カテゴリーに分類し、世界市場、地域別市場、注目家電の市場規模を3回に分けて解説する。

■家電(白物、小物)の世界市場と予測:生産規模
1)衣住関連機器
 2015年実績2020年予測2015年比
衣住関連機器(8品目)4億3,357万台4億7,501万台109.6%
富士経済推定

2015年に洗濯機やアイロン、掃除機が落ち込んだ。2016年からプラス成長に回復し、その後も微増が続くとみられる。一方、浄水器や温水洗浄便座などは好調となっている。上記グラフの下位商品は、ロボット掃除機、温水便座、アルカリ整水器である。

2)調理関連機器
 2015年実績2020年予測2015年比
調理関連機器(10品目)7億4,874万台7億9,257万台105.9%
富士経済推定

冷蔵庫、電子レンジ/電気オーブンレンジが落ち込んだが、そのほかの小物調理家電は微増となった。特に中国ではインターネット通販が活況を呈し、市場拡大に寄与している。上記グラフの下位商品は、コーヒーメーカー、フードプロセッサー、電気ケトル、炊飯器である。

3)空調・給湯関連機器
 2015年実績2020年予測2015年比
空調・給湯関連機器(5品目)4億3,349万台4億5,602万台105.2%
富士経済推定

電気給湯器、ルームエアコンが2015年に中国での販売が落ち込んだ。換気扇は、日本、インドネシア、中南米、ロシア、北アフリカが落ち込んだ。一方、空気清浄器は、中国が落ち込んだものの、普及率がまだ低い国々では伸びており、今後も市場拡大は続くとみられる。

4)パーソナルケア関連機器
 2015年実績2020年予測2015年比
パーソナルケア関連機器(11品目)7億1,851万台7億9,811万台111.1%
富士経済推定

中国及び新興国の生活水準向上に伴い、健康、美容関連製品の購買意欲が高まり、市場は拡大した。中国では、インターネット通販の人気が市場拡大に貢献している。日本では、インバウンド効果により、販売が堅調となった。今後も市場は安定的な成長を維持していくとみられる。上記グラフの下位商品は、体重計、歩数計、体温計、マッサージチェアである。

家電(白物、小物)の対象製品
衣住関連機器1.洗濯機/洗濯乾燥機 2.アイロン 3.掃除機 4.ロボット掃除機 5.浄水器 6.アルカリイオン整水器 7.温水洗浄便座(一体型) 8.温水洗浄便座(シート型)
調理関連機器1.冷蔵庫 2.電子レンジ/電子オーブンレンジ 3.IHクッキングヒーター 4.食器洗浄乾燥機 5.トースター 6.ジューサー/ミキサー 7.コーヒーメーカー/エスプレッソマシーン 8.電子ケトル 9.フードプロセッサー/フードチョッパー 10.炊飯器
空調・給湯機器1.ルームエアコン 2.電気給湯器 3.換気扇 4.扇風機 5.空気清浄機
パーソナルケア関連機器1.メンズシェーバー 2.レディースシェーバー/脱毛器 3.ヘアドライヤー 4.ヘアアイロン 5.美顔器 6.電動歯ブラシ 7.血圧計 8.体重計/体組成計 9.歩数計/活動量計 10.体温計 11.マッサージチェア
富士経済推定

参考文献:「グローバル家電市場総調査 2016」
(2016年02月05日:富士経済)

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