4K・8K関連市場の展望 市場動向1

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高精細動画像の普及は今後加速していく。日本をはじめ世界各国では、現在のデジタルハイビジョン(2K)の画面画素数の4倍、16倍に相当する「4K」「8K」へと移行により、高精細な映像技術を活用した次世代放送の実現に向けた取り組みが進められている。日本国内では、既に2015年より、124/128度CS放送、CATV、IPTVにおいて、実用放送/サービスが開始されており、2020年の「東京五輪」開催に向け、BS放送において4K・8K試験放送と2018年の実用放送の開始が計画されている。
4K・8Kの高精細技術は、現状4Kコンテンツが中心ではあるものの、放送業界にとどまらず、医療機関、映像セキュリティ分野、デジタルシネマやプラネタリウムといったレジャー/アミューズメント施設、デジタルサイネージ、一般企業/研究機関(設計/デザイン)、シミュレーションなどさまざまな用途での利活用が始まっている。
今回は、今後世界的に普及が見込まれる4K・8Kの高精細動画像への対応に向けた開発が進む関連製品市場の予測と関連有望市場を解説する。

■4K・8K対応機器の世界市場
1)衣住関連機器
 2015年2020年予測2025年予測2020/20152025/2015
合計58兆3,420億円62兆2,068億円65兆9,057億円106.6113.0
 4K3兆6,858億円12兆1,509億円14兆8,848億円329.7403.8
 8K以上4億円3,735億円1兆9,724億円933.84,931倍
表示機器53兆1,338億円56兆 436億円58兆6,250億円105.5110.3
 4K3兆5,202億円10兆802億円12兆5,129億円286.4355.5
 8K以上4億円2,929億円1兆1,621億円732.32,905倍
入力/撮像機器3兆5,182億円4兆3,408億円5兆7,858億円123.4164.5
 4K1,611億円1兆 467億1兆8,499億円649.711.5倍
 8K以上僅少315億円2,023億円
記録/再生機器他1兆6,900億円1兆5,005億円1兆4,950億円88.888.5
 4K45億円1兆240億円5,220億円227倍116倍
 8K以上490億円6,080億円
富士キメラ総研推定

世界市場では、欧米、日本、中国などが4K・8K対応機器の主戦場となっており、さまざまな機器が4K対応になっている。欧米、アジア各国では、2014年より「UHD放送」の実証実験や試験放送が相次いで行われており、徐々に民間放送事業者による実用サービスが開始されているが、国策として4K・8K放送に対し、積極的に取り組んでいるのは、日本と韓国のみである。韓国は、他国に先駆けて2014年にIPTV/CATVによる4Kサービスの商用化を、地上波においても試験放送やライブ中継を開始している。「平昌五輪」に向け2017年に放送を開始し、2021年までに全国サービス化する予定である。8K対応機器に関しては日本、韓国など限られた地域が主体となっていくとみられ、「平昌五輪」「東京五輪」に向けて2018年から普及が進むことで、技術の向上が予想される。

■2025年4K・8Kの世界市場
表示機器:2015年世界市場
 概要対象機器
表示機器日本・韓国では、4K化が順調に進んでいる。今後TVが4K化をけん引するとみられる。2016年以降はホーム/ビジネスプロジェクターや放送局用モニターの4K化が進み、8Kは放送局用モニターにおいて対応機器の比率が高まると予想される。パブリックディスプレイ
医療用ディスプレイ
放送局用モニター
テレビジョン(TV)
ビジネスプロジェクター
ホームプロジェクター
フルカラーLEDディスプレイ
スマートフォン
ノートPC
ヘッドマウントディスプレイ

入力・撮像機器:2015年世界市場
 概要対象機器
入力・撮像機器業務用ビデオカメラ、デジタルビデオカメラ、ドローン、外科内視鏡で4K化が先行している。8K化は、放送環境の整備に伴い業務用ビデオカメラが先行すると予想される。業務用ビデオカメラ
デジタルビデオカメラ
手術用顕微鏡システム
外科内視鏡
ドローン
監視カメラ


記録・再生機器他:2015年世界市場
 概要対象機器
記録・再生機器他民生用BDレコーダーにおいて徐々に4K化が進むとみられる。据置型ゲーム機は、2018年に4K対応機器が主流になり、2025年には8K対応機器が主流になると予想される。民生用レコーダー
据置型ゲーム機
放送業務用レコーダー/VTR
エンコーダー/デコーダー
マトリクススイッチャー
グラフィックボード/チップ


参考文献:「4K・8Kビジネス/市場の全貌 2016」
(2016年02月25日:富士キメラ総研)


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