エレクトロニクス製品向け先端部材の世界市場 市場動向2

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■ウェラブル端末関連部材の特徴と用途
品目名品目名主な用途(現状)
放熱シートアルミナなどの放熱フィラーをポリマーで固めシート状に加工した製品。LED、各種基板、カーナビ等のディスプレイ
放熱接着剤放熱機能を持った接着剤で、従来ネジ止めが必要な箇所に使用。作業工程や部材削減に寄与している。車載ECU、パワーモジュール
アルミ電解コンデンサー他のコンデンサーと比較して誘電体層が非常に薄いため、体積当たりの静電容量が大きい。走行系や安全系のECU・センサー、カーナビ、カーオーディオ
樹脂カバーシート原材料はPCやPMMAである。単層シートは、安価で製造・加工が容易である。複層シートは、耐反り性に優れている。カーナビ等のディスプレイ
OCR(Optical Clear Resin)最表面のカバー(ガラスもしくは樹脂)、透明導電性フィルム、表示体のそれぞれの貼合箇所において、隙間を充填し屈折率を調整することにより、視認性を高める。液状の光学透明接着剤。カーナビ等のディスプレイ

■車載電装品向け先端部材:世界市場
品目名2015年2019年予測2015年比
放熱シート280億円309億円110.4%
放熱接着剤103億円117億円113.6%
車載用アルミ電解コンデンサー850億円1,330億円156.5%
樹脂カバーシート41億円43億円104.9%
OCR93億円101億円108.6%
富士キメラ総研推定

品目名市場動向2015年販売量ウェイト
放熱シート・放熱シートは車載用や産業機器向けで継続して需要が拡大している。
・グリースやディスペンスタイプなどと競合しつつも、作業性が良いことから採用が拡大している。
・今後も自動車用中心に成長が見込まれるが、両面接着タイプやディスペンスタイプなど新たな製品も増えており、競合が激化する傾向にある。
放熱接着剤・放熱接着剤はネジ止めなどの工程が削減できる放熱部材として、近年は車載用で増加している。
・自動車の生産台数が堅調に拡大していることに加え、EVやHVの拡大に伴って、電装化が進展し需要が拡大している。
・シリコーンをベースにした製品が多く、耐熱性が必要とされる自動車エンジン周りのECUなどへ採用されている。グリースなどと競合するものの、グリースはポンプアウトなどが課題である。
車載用アルミ電解コンデンサー・車載用は個数ベースでECUの伸び率に比例すると考えられる。EVやHVの販売台数が大幅に増加することから、ECUの成長性以上に車載用は拡大するとみられる。インバーターなど高価な製品の数も増えていくとみられ、平均単価は上がっていく。
・使用条件が厳しく、自動車メーカー、電装メーカーごとにカスタム品を供給している場合が多い。民生機器向けよりも高価格になっている。
樹脂カバーシート・スマートフォンのうちローエンド製品が需要の大半を占めている。画面サイズ3in台のスマートフォンへの搭載が主流である。近年反りや光学特性の問題から5in台商品にはカバーガラスが採用され、需要が減少している。
・一方、軽量化ニーズや割れ防止ニーズの高い、車載用ディスプレイへの採用が増加している。
・車載用途では、サングラスなどの偏光グラスをかけた状態でディスプレイを視認できるよう、ブラックアウト対応が必須である。
OCR・2013年以降、タッチパネルとLCDパネルの貼り合わせにおいて、AppleやSamsung Electronicsが段差追従性に優れるOCRを採用し、市場が急拡大した。
・今後、スリットコート塗布方式による生産法が普及すれば、材料利用効率の向上や大型アプリケーションへの採用が可能になり、車載ディスプレイや大型モニターなど新規用途の開発が進み、さらなる市場拡大の可能性がある。

参考文献:「2016年 エレクトロニクス先端材料市場の現状と将来展望」
(2016年03月23日:富士キメラ総研)


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